いよいよ暑くなってきて必要になってくる扇風機!
押し入れから出してきたのに、スイッチを入れても
あれ、羽が回らない…
なんてこと、ありませんか?
壊れたと思って新しい扇風機を買いに行うのはちょっと早いです!
実は、扇風機が回らないトラブルには油切れが原因の場合があります。

もう故障したと捨てる前に油を差して復活を試みてみませんか?
今回は、扇風機が回らない原因、クレ5-56が絶対NGな理由、復活の可能性をお伝えします!
扇風機が回らない原因は油切れ?ホコリ汚れとの見分け方

扇風機の羽が動かないとき、まずは「何が邪魔をしているのか」です。
むやみに叩いたりせず、扇風機からのサインがあるかもしれないので確認してみましょう。
モーター音がするのに羽が回らないのは回転軸の油切れ・固着
スイッチを入れたとき、羽は回らないのにモーター部分から「ブーン」「ウー」という小さなうなり音が聞こえますか?
この場合、羽を回すための「回転軸(金属の棒)」の滑りを良くしていた油が、経年劣化でカラカラに乾いてしまい、摩擦でガチガチに固まっている状態が原因です!

自転車のチェーンの油が切れて、ペダルが重くて漕げなくなるのと同じ原理ですね。
ここに潤滑油を補給してあげると、スルスルと回り始めます!
油切れ?ホコリの詰まり?蓄積した汚れとの見分け方
油が切れているのか、単に汚れが詰まっているのかわからない…
という時は、コンセントを抜いてから、手で直接羽を回してみてください。
もし、指で弾いても羽が重くてすぐに止まってしまうなら、回転軸の根元に髪の毛やホコリが絡みつき、古い油と混ざってヘドロのように詰まっているサインです。
この状態のまま上から油を差しても、汚れの塊に弾かれて奥まで浸透しません…
まずは綿棒やピンセットを使って、見える範囲のホコリ汚れを取り除く掃除からスタートしましょう!
掃除や注油で直らない場合はコンデンサー故障の可能性
手で回すとスルスル軽く回るのに、スイッチを入れても自力で回り始めないという場合は少し厄介です…
これは油切れではなく、モーターを起動させるためのコンデンサーという電子部品が寿命を迎えている可能性が高いです。

車のバッテリーあがりのような状態ですね
手で勢いをつけてあげると回り続けることもありますが、
このパターンに当てはまる場合は、潔く修理に出すか、新しい扇風機の購入を検討してください!
新しく扇風機ならサーキュレーターが意外と便利です!
可動範囲が広いので冬場の洗濯物乾燥にも役立ちます!安いモノだと約3000円くらい…
羽根がないタワーファンは羽根が中にあるので安全です
子供がいるご家庭ではこちらがおすすめ!約5000円…
扇風機が回らない時に指す油は?100均やおすすめ品

よし、油を差せば直るんだな!
と、家にあるスプレーをいきなり吹きかけるのはちょっとストップ!
油を間違えると、扇風機にトドメを刺してしまうことになります。
注意!KURE5-56などの灯油系潤滑油はNG!
錆びた金属製のものを直すとき、とりあえずKURE 5-56を吹いておこうと考えます…

KURE 5-56はうちも結構使います!
強い味方ですね
5-56は洗浄力が強すぎるため、扇風機に元々塗られていた必要なグリスまで綺麗に溶かして洗い流してしまうからです。
差した直後は回るようになりますが、数日後には油膜が完全に消え去り、摩擦熱でモーターが焼き付いて完全に壊れてしまいます…
一時しのぎには頼らないようにしましょう。
ミシン油やシリコングリスなどの潤滑油がOK
では、どんな油を使えばいいのでしょうか?
おすすめは、シリコングリス(スプレータイプ)や、手芸用のミシン油です。
このような油は熱を持っても蒸発しにくく、長期間なめらかな回転をキープしてくれます。
以下の表にわかりやすくまとめました。
| 潤滑油の種類 | 扇風機への適性 | 特徴と理由 |
| シリコングリス | ◎(最適) | 熱に強くプラスチックを痛めない。スプレー式は奥まで届きやすい。 |
| ミシン油 | ◯(おすすめ) | サラッとしているが耐久性あり。フェルト(軸受け)に染み込ませやすい。 |
| KURE 5-56等 | ×(絶対NG) | 洗浄力が強く、元々の必要なグリスを溶かしてしまい後で焼き付く。 |
扇風機を買い替えるコストを考えれば、一本持っておいて損はないアイテムです!
100均で買えるグリススプレー等でも代用・修理は可能?
ダイソーやセリアなどの100均でも、最近は自転車コーナーや工具コーナーに万能オイルやグリススプレーが売られています。
成分にシリコンなどが含まれているものであれば、緊急時の代用品として十分に機能します。
ただし、長時間の連続稼働に耐えられるかという耐久性の面では、やはりメーカー製の専用品がおすすめです。
とりあえず今週末の暑さだけしのぎたい!という選択肢としてはアリですが、来年も安心して使いたいなら、しっかりとしたシリコングリスを用意することをおすすめします。
回らない扇風機を修理!分解手順とモーターの油を差す場所

油が用意できたら、いよいよ実践です。
安全第一!カバー・羽・モーター部分を外す正しい分解ステップ
①作業を始める前に、絶対にコンセントを抜いてください!
②次に前面の網カバーを外し、中央のキャップを回して羽を取り外します。
(※このキャップは通常と逆の「時計回り」で外れることが多いので注意!)
③次に、後ろ半分の網を固定している大きなナットも外します。
④ここからが本番。モーターを覆っているプラスチックの「後頭部カバー」を外します。
大抵は背面のネジを1〜2本プラスドライバーで外すか、ツメを押しながら引くだけでパカッと外れます。
中からモーター本体が顔を出せば、分解成功です。
どこに注油する?モーターの回転軸と軸受けにさす
カバーを開けたら、むやみに油をスプレーしてはいけません!
油を差すポイントは1箇所。
モーターの中心を貫いている「金属の棒(回転軸)」と、その棒を支えている「金具の根元(軸受け)」の境目です。
古い扇風機だと、この軸受けの周りに油を染み込ませるためのスポンジ状の「フェルト」が付いていることがあります。
この「金属の棒が中へ入り込んでいる隙間」や「フェルト部分」をめがけて、ピンポイントで油を届けるのが正解です。
油を指すときの扇風機の状態は?
扇風機の首を真上(天井方向)に向けて、仰向けに寝かせてください。
こうすることで、垂らした油が重力に従って、回転軸の隙間の奥深くまでしっかりと流れ込んでくれます。
シリコングリスやミシン油を、軸の根元に2〜3滴(スプレーならシュッと一瞬)さします。
その後、指で金属の棒をつまんで、クルクルと左右に回したり、前後に少しだけ引いたり押したりして、油を内部に馴染ませてください。
最初は固かった棒が、スッと軽くなる瞬間が来ます。
手で軽く回るようになったら、カバー類を元通りに組み立ててコンセントを挿します。
これでメンテナンス手順の完了です!
まとめ
今回は、扇風機が回らない場合の状態確認の方法と、油をさす必要がある時の油をさす手順について見ました。
大事なのは…
- 油をさす必要がある状態なのかの判断
- 油はKURE 5-56は絶対NG
です!
とくに、機械系なのでKURE5-56をさしてしまいがちですが、塗付しないよう気をつけましょう!

我が家は羽根のメンテナンスがめんどうなので羽根内臓型にしています!
もしかしたら買い替え時期かもしれませんのでぜひ検討してみてください!